小鳥たち
長府の事務所周辺には、いろんな鳥たちがいます。壇具川の鴨、忌宮神社から飛んでくる鳩、たまに姿を見せる鷺など、そんな鳥たちの中で一番小さな鳥が「雀」です。
普段雀たちは、壇具川の畔にある桜の木や、周りの民家の屋根で羽根を休め、騒がしく啼いていたかと思うと、近所の人が鴨や鳩にエサやりに来たところをどこにこんなにいたのか、と思うくらい二十羽くらいが我先にと飛んできます。
エサやりの時、鳩はノソノソと歩きますが、雀は小さい体で目いっぱい飛び跳ねてきます。その姿はとても愛らしいです。
食パンの柔らかい部分を丸めてあげるのですが、達者なものになると、ワンバウンドしたパンを上手にくちばしでキャッチします。欲張りなものは、どこに入るのかと思うくらい二つ三つ頬張って飛んでいきます。
でも一番愛らしいのは、まだ飛び始めたばかりのヒナが自分でエサを取ることもままならないため、パンをキャッチした大人の雀の近くまで行き、羽根を目いっぱい震わせてエサをねだります。何匹かに一匹はエサをあげていますが、すべての雀がエサをくれる訳ではありません。こちらにできることはヒナが貰いやすいよう、ヒナの近くにエサを投げてあげること位です。
Google画像検索より