忌宮神社 その5 奉射祭
奉射祭
奉射祭は忌宮神社に古くから伝わる神事で、その昔仲哀天皇が新羅の将軍塵輪を射倒された故事による神事です。「鬼石」に直径約1.8メートルの的を設け、それに向けて矢を射ます。矢は見事的に命中しました。的を射ることで新年を祓い清める行事だそうです。
奉射祭のあとは、弓道大会が行われますが、奉射祭に見入る者や、自分の矢を射る順番に向けて練習する者など様々です。
大会が始まると、緊張している様子が近くで見ていても感じられます。
大会は、ひとチーム3人が3チーム横並びで直径36センチの的を目掛けて弓を引きます。なかなか的に中たらないようで、見事的に中たると歓声が上がっていました。
同じ日に境内で新しい御札と引き換えに、古い御札を燃やしていました。
始まる前には「結界」が設けられ、遅くまで続くようです。ただ、中には仏具や家庭のゴミまで持ち込む人がいるようで、神社の人も困っていました。
こんな小さな参加者もいました。