城下町長府景観協定
2014/03/01
城下町長府地区は、平成25年度 都市景観大賞「都市景観部門」で栄えある大賞を受賞しました。
国土交通省による「都市景観大賞」記者発表の資料の中に
「良好な景観が現在及び将来における国民共通の資産であること、その形成は、地域の自然、歴史、文化等の人々との生活等との調和を踏まえつつ、地域の個性及び特色の伸長に資するものとして多様な形成が図られるよう、住民、事業者及び地方公共団体の協働により進めなければならないことが示されています」
「国土交通省においては、これらの取組みを積極的に支援するため、同法の運用についての技術的助言や、良好な景観形成の動きを国民運動として全国展開していくための普及啓発活動を推進しています」
と、あります。
城下町長府地区では、街づくりの流れとして以下の取組みがありました。
平成4年 歴史的地区環境整備街路事業開始
平成6年 城下町長府まちづくり協議会
平成7年 街づくり協定締結
平成8年 環境整備地区デザインマニュアル策定
まちなみ環境整備事業(平成8~平成22年実施)において、一方通行だった商店街も今では二車線となり、通行の便が図られ、道路拡張により建て替わった店舗も統一感にあふれています。また、住宅街では土塀のある街並みに合わせて街づくりが行われ、古くから伝わる風情を今に伝えています。
さらに審査好評の中で、
「城下町長府景観協議会を設立し、景観協定の締結を目指して活動が始まっていることから、国土交通大臣賞にふさわしいといえる」
と、結んでいます。
まちなみ環境整備事業が廃止されて以降、新たな長府景観保護活動として、下関市立大学の土屋教授を始め、ディナモメンバーを中心とした平成24年8月に設立された城下町長府景観協議会は、景観保護のための新しい制度「城下町長府景観協定」をまとめ、賛同して頂ける方に協定締結のお願いに各戸を回っています。ご協力よろしくお願いたします。
古事記や日本書紀の古代から続く歴史ある長府の街並みを、後世に伝えるべく皆が協力して保存して行きたいものです。