長府毛利邸 その2
新年明けて初めて「長府毛利邸」に行ってきました。長府の観光名所のひとつです。現在開催中の「国宝 紅白梅図屏風(複製)展」を見て来ました。
この日は少し肌寒く感じられましたが、その分空気が澄んでいるようにも思います。小鳥たちが可愛らしい囀りで出迎えてくれました。
国宝 紅白梅図屏風(複製)
多くの方が二曲一双の屏風を見に来られていました。
紅白梅図屏風について
江戸時代の画家である尾形光琳は、後代に「琳派」と呼ばれる装飾的大画面を得意とした画派を生み出した始祖であり当時の代表的な画家である。「光琳模様」という言葉を生み、「たらし込み技法」で作られた「紅白梅図屏風」は水流を伴う紅梅・白梅の画題や二曲一双の左右隻に画材をおさめる構成が特徴である。しかし、白梅の樹幹の大部分を画面外にかくし、紅梅は画面いっぱいに描いて左右の対照の妙を見せ、中央に水流をおいて末広がりの微妙な画面をつくり上げた構図は尾形光琳独特の技法である。
まさにお正月に相応しいめでたい絵で、大胆な構図とその迫力を、ぜひご自身の目でご覧ください。
玄関を上がると四季折々の花が生けてあります。この日は「蝋梅」でした。
ここでトリビアをひとつ。
建物内に長押(なげし)の釘穴を隠す「六葉」(ろくよう)と呼ばれる金具があります、長府毛利邸では、各部屋ごとにその模様が違います。よく見ていただくと穴の部分が「ハート」の形をしています。興味のある方は一度ご覧になってみてください。建物内にハートが全部でいくつあるでしょう?数えてみてください。
「長府毛利邸」
山口県下関市長府惣社町4-10
料金 大人200円 中学生以下100円
開演時間 9:00~17:00(最終入場16:40)
休業日 12/28~翌1/4
(1) JR下関駅からバスで23分→ 「城下町長府」バス停から徒歩で10分
(2) JR長府駅からバスで10分→ 「城下町長府」バス停から徒歩で10分